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ヒプノシスマイク「Hoodstar」の歌詞の意味を解説してみた。「プレタポルテ」「6oz」とは

2019年4月24日、「ヒプマイ」こと『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』のファースト・アルバム『Enter the Hypnosis Microphone』が発売されました。

ヒプマイは男性声優12人によるラップソングプロジェクトで、開始当初からクオリティの高い楽曲と魅力的なキャラクターで注目を集めるコンテンツです。アルバムは初週で8万枚を売り上げオリコン週間ランキング2位にランクイン。男性キャラクターによるアルバムの歴代最高初動売上を塗り替える特大ヒットとなりました。

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そんなアルバム『Enter the Hypnosis Microphone』の幕開けを飾る曲が、キャストが勢ぞろいして歌う『Hoodstar』です。モータウンサウンドを思わせるどこか懐かしいメロディで、聴くとノリノリになってしまいます。

そんな『Hoodstar』ですが「プレタポルテ」「6oz」「クリニカル・インディケーター」など、聞きなれない単語が並んでいます。

 

というわけで、今回は自分用も兼ねて『Hoodstar』の歌詞に登場する用語の意味を調べて解説してみました。

『Hoodstar』

作詞作曲編曲:invisible manners

 

※I'm a Hoodstar
 Hoodstar=Hoodはヒップホップのスラングで地域、地元。neighborhood(近所)の略。つまり「地元で有名」という意味。

ちょい、名を成した
この街で一番のBad boys
 Bad boys=ワル、不良

(その筋じゃ有名)

Check yourself そう急かすな
 Check yourself=「気をつけろ」という忠告の言葉。元N.W.A.の伝説的ラッパー、アイス・キューブの曲に”Check yo self”がある。


直ぐ順繰りにぶっ飛ばす!
 順繰り=順番に

Ahhhhh!


ブクロは俺らのホームタウン
 Hometown=生まれ故郷の町

おっと ご無体 ご法度 Calm down
 Calm down=「落ち着け」という意味

Yo 勝手はさせない 解ってるはずだぜ
とっぽい奴も、じゃないっぽい奴も

 とっぽい=キザで不良っぽい

Haterか何だか知んねーから!
 Hater=ヘイトする人、アンチ

カラカラの脳には

用はない話だ
BusterBros 敵に回して
馬鹿バラ撒いてんのお前の方じゃね?

 

ただただ呆れる
アキレス腱さらす雑魚共相手の
 アキレス腱さらす~=BusterBrosに楯突いた人間はアキレス腱を見せて(後ろ姿を見せて)逃げ出すのだ。

毎日に飽きてる
万が一にも勝機はない
お前らに全くもって興味はない

Check it out
 Check it out=注目しろ!という意味

 

かにもかくにも いくぜbaby
Boogie down Walking down
 Boogie down=ニューヨーク市ブロンクスの別称。ヒップホップ発祥の地と言われている(諸説ある)。続くWalking down(訳:歩いていく)に合わせた言葉遊びと思われる

ブクロ・レペゼン
  レペゼン=represent、代表する

惚けた相手じゃ儲けもんだぜ
よう学んどけ 俺らon the stage

 

※繰り返し

 

混沌と混沌の間で
本当の感情はコントロール不能なようだ
「侠客斯くあるべし」なんて
 侠客=義侠・任侠を建て前として世渡りする人(出典:小学館デジタル大辞泉)要するにヤクザ。

口で言うほど簡単じゃねえよ

 

鈍臭い

奴は

Sacrifice
 Sacrifice=生贄

しゃあない

警視庁内 懲戒覚悟で跋扈
 跋扈=意のままに振舞うこと

never back down
 never back down=取り消さない、後戻りはしない

馬鹿ばっかだからな
Wackな爆弾処理がmy workだ
 Wackスラングでつまらない、悪いという意味

 

不注意な連中

ブービートラップ
 ブービートラップ=戦場で仕かけられた偽装の罠

ハメる

足掻くもなく

戦慄き泣く
毒もないが まるで味気もない

ドクトリンなくして 君の勝利はない
 ドクトリン=教義を意味する軍事用語。戦術や思想、大義名分。

 

Check it out
かにもかくにも いくぜbaby
Boogie down Walking down
ヨコハマ・レペゼン
惚けた相手じゃ儲けもんだぜ
よう学んどけ 俺らon the stage

 

※※Division Rap Battleで
願いを叶えてやるぜ
気分はBouncy
 Bouncy=弾んでいる
Don't stop your music
扉開ける鍵は
ライムジャンキーなガキの悪足掻き
チープなプライドじゃ
たちまちに喰われちまうぜ
流線型 描いてくデリバリー
フローで切り開く この茨道
てか何しに生まれ謳うかを
その目その耳で確かめな

 

※繰り返し
Remix!

 

惚れた腫れたはプレタポルテ
 プレタポルテ=高級既製服

いやいや僕はオートクチュールです
 オートクチュール=オーダーメイドの高級服。つまり乱数との「惚れた腫れた(恋愛)」は大量生産の既製品ではなく、一点ものだと主張している?

コットンキャンディはmade in 乱数
甘くて苦〜い ファムファタール
 ファムファタール=フランス語で運命の女性、魔性の女性の意味

 

演じきる 背徳的態度
性悪でnoirなジキルとハイド
 noir=フランス語で黒

 ジキルとハイド=二重人格の博士を描いた小説

光の三原色 RGB
 RBG=三原色の赤 (Red)、緑 (Green)、青 (Blue)の頭文字を取った用語

Ramuda Gentaro
残りはBakaだ♪

 

おい!誰がバカだ!(嘘嘘♪)
それよりもバカラ
 バカラ=カジノで行われるトランプゲーム。ギャンブルの王様と呼ばれている。

馬でも鹿でも猪鹿蝶だ
 猪鹿蝶=花札の役

元手を頂戴 my posses? (Okay!)
倍の倍返し 奪い返すぜキョーダイ

 

Check it out
かにもかくにも いくぜbaby
Boogie down Walking down
シブヤ・レペゼン
呆けた相手じゃ儲けもんだぜ
よう学んどけ 俺らon the stage

 

※繰り返し

 

甚だ 可笑しな話
だが中には稀に素晴らしい
クリニカル・インディケーター
 クリニカル・インディケーター=臨床指標。医療の質を評価する指標

謂わば オリジナル韻辞典だ

 

本日のイベンタは 飲兵衛に乾杯
あ グイグイグイグイ
グビグビグビグビ Good!

6ozタンブラー 気分はヘネシー
 6ozタンブラー=ozは体積の単位。1ozはイギリスでは28.41ミリリットル、アメリカでは29.57ミリリットル。6ozサイズの酒が入るタンブラーのことだろう。
 ヘネシー=高級クラブで定番のブランデー。ヒップホップの歌詞によく登場する。

Shot shot shot! 楽しいっしょ?
 Shot=「酔っ払う」を意味するスラング

 

 

しょうがねぇな 一二三
肝臓(リバー)大切に( ´•ω•`)
 肝臓(リバー)=肝臓は英語でliver

治外法権 基本自己責任の街
ギラッギラなのでも
ペラッペラな俺みたいなのでも
飲み込む Shinjuku Town

Check it out
かにもかくにも いくぜbaby
Boogie down Walking down
シンジュク・レペゼン
惚けた相手じゃ儲けもんだぜ
よう学んどけ 俺らon the stage

 

※※繰り返し

 

(中略)

 

壁に書かれた嘘に唾を吐き
泣き喚いてちゃ置いてかれんぜ
点と点を繋げるこのマイク
ハイエンド連呼する 俺らのライム
 ハイエンド=最高級、高級品という意味。自分のライムは最上級だと主張しているのだろう。
流線型 描いてくデリバリー
フローで切り開く この茨道
てか何しに生まれ謳うかを
その目その耳で確かめな

 

以上、『Hoodstar』の歌詞に登場する用語の意味を調べて解説してみました。

いつも以上にヒップホップ系スラングや英単語が散りばめられていましたね。

個人的に理鶯のパートが軍事用語だったとは調べるまで気付きませんでした。

やはり職業など、キャラの個性が表れるのがヒプマイラップの醍醐味ですね。

 

最後までお読み頂きありがとうございました。

 
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